Japanische Klassiker mit Furigana
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しょくぶつき
植物記
牧野 富太郎
Lesen Sie 植物記 (しょくぶつき) von 牧野 富太郎 (まきのとみたろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 165.848 Zeichen · 327 Bildschirme
まだこれからでも人工媒助によっていろいろの新らしい品種を作る事が出来る訳だが、それは園芸家の技倆に俟つべきものである。
往時にはツバキを熱愛し大いにその品種を蒐集した人もあったであろうが、今日では特にこれを嗜好する専門好事者が無い様に思う。それゆえそのいろいろの品はまずこれを植木屋の方面で見るより外途がない様に思われる。しかしこれは何となく物足りない感じがある。何を言えツバキは我が日本の名花であの通りの美花を開き葉を併せて大いに観賞せらるべき資格を備えたものであって見れば、誰れか大いにこれを蒐め楽むという人が出そうなものだがと実はこの東洋に著名な花木のために私かに希望して止まないのです。日本国中に在るあらゆる品々を集めて一つのツバキ園を作る人は無いでしょうか。もしそれを実行する人があったとしたら、確かに世界に誇るに足る日本一のツバキ園を作る事が出来る訳です。例えば一山を全部一体のツバキ園としたら、それこそ後世にも遺るツバキの一大名園となるであろう。ツバキは栽培も容易であるから思うほどの手数もかからずにこれを経営する事が易々と出来ると私は信じている。