Japanische Klassiker mit Furigana
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しょくぶつき
植物記
牧野 富太郎
Lesen Sie 植物記 (しょくぶつき) von 牧野 富太郎 (まきのとみたろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 165.848 Zeichen · 327 Bildschirme
それを引上げて乾かして、また灰汁の中に入れる。それを上げて乾かして紫の汁の方にまた入れる。両方に何度もやって居る間に色が段々濃くなって、こういう風に染まる。非常に時間の掛かるもので、上等に染めるにはほとんど一年ぐらいを費すと言って居りました。だからこういう絞ならば、漬けるだけですから宜い訳でしょう。今のところはまだ出来ませんがこれに模様が置けるように工夫すれば面白いものが出来る訳です。そういうことは今日の知識で研究すれば出来ないことはないと思う。茜も同様で、漬けるものですから絞だけです。しかし絞も中々雅味のあるもので、それだけでも中々面白い。
この紫というものは誰も注意を惹くものです。この染物をウンと作って出そうと思うならば、やり方に依て何でもない。しかし今は原料を天然のままにしてあるから、まず原料を得るのに厄介ではないかと思う。そこでナンブムラサキ、これは昔南部といった盛岡附近から出るムラサキだからナンブムラサキというのですが、あの辺は山に原料が沢山あるものと見える。私が花輪で聞いたところでは、花輪の紺屋さんは原料を岩手県から仕入れるということでした。