Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

しょくぶつき

植物記

牧野 富太郎

Lesen Sie 植物記 (しょくぶつき) von 牧野 富太郎 (まきのとみたろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 165.848 Zeichen · 327 Bildschirme

Aozora Bunko

秋田県にはその原料が絶対にないかどうかそれは判りませんが、ともかく少ない。秋田一帯は、火山が噴出してそこを覆うた土地らしい。それであの辺は新しい土地であるから、植物が比較的、盛岡方面に比べると、単純でかつ種類が少ない。そういう訳で、ムラサキの原料植物が秋田県の方には少ないらしい。ムラサキは東京附近にも少しはある。例えば、高尾山の山脈とか、軽井沢の山地、籠坂峠あたりにある。だからムラサキは探し廻れば方々にある。あれを移植すれば、誠によく着いて花が咲いて実が出来る。その実を取って畑に播くと原料は沢山得られる。昔はそうしたものです。天然の原料ばかりでは足りないので、やはり播いて生やして用いた。あれは注意して播けば幾らでも生えて来る。百本や二百本のムラサキを作るのは何でもない。「むらさきの一本故に武蔵野の草は皆がら憐れとぞ見る」という歌があります。これはムラサキが一本ある為に草が皆なつかしいというのですが今日はムラサキは武蔵野に滅多にない。辺鄙な処にはあるがちょっと行っても中々ない。昔沢山あったものかどうかも怪しい。とにかくムラサキは武蔵野と関係はある。