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Japanische Klassiker mit Furigana

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ウニデスちょうりゅうのかなた

橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇

橘 外男

Lesen Sie 橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇 (ウニデスちょうりゅうのかなた) von 橘 外男 (たちばなそとお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 247.361 Zeichen · 483 Bildschirme

Aozora Bunko

に、早くも三、四日間は夢のように過ぎ去ってしまったが、その間に我々にわかってきたことは、言葉はわからないながらもどうもこの土地へは今まで我々以前に訪れたものが、まだただの一人もいなかったらしいということであった。そしてこの都会の人たちは世界というものは自分たちの住んでいるこの土地だけであって、この土地以外に人間の住んでいる国もまた、人間がいるということすらも全然知らずにいた……今度初めて我々が漂着してきたことによって、人々は引っ繰り返るような騒ぎをしているらしいということであった。あの山荘も、決して我々が来たために住民が逃げ出したものではなく、主計長のウィットマン・クルーゲル主計中尉とフンク・アダルベルト二等機関兵曹と自分とが今賓客として歓待に預っているこの都会最高の貴族、エフィゲニウス家の祖先なるものが――そして我々は接待に預りながらまたその家族たちにも逢っていなかったのであったが――今から何百年か何千年かの昔海を渡ってどこからかこの土地へ移ってきた頃の旧蹟を大切に保存して、この土地発祥の地として人々が尊信を払っている場所だということが、朧げながらに飲み込めてきたのであった。