Japanische Klassiker mit Furigana
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ウニデスちょうりゅうのかなた
橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇
橘 外男
Lesen Sie 橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇 (ウニデスちょうりゅうのかなた) von 橘 外男 (たちばなそとお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 247.361 Zeichen · 483 Bildschirme
大柄だから丈だけは高く、大人並みになっている。
「僕要りませんよ。知らない人から何か貰うと、叱られるもの」
「小母さんは別よ、小母さんは坊っちゃんのお母様から頼まれて、御用をしてるんですから、叱られませんけれど……でも、いいわ、そんなこと! 小母さんが何か持って来てからにしましょうね。それよりも、忘れていましたけれど坊っちゃん、お足もうよろしいんですの? こないだはお出にならなかったんですってね。その飛行機を、お作りになっていらしたの……?」
「だから、こんなにでき上っちまったんですよ」
と少年の頬に、得意の色が泛ぶ。
「でも……発動機買っていい? って、お母様のところへいらしたんでしょう? その発動機は、もう付いたんですの?」
「もう疾っくに、入っちゃってますよ! だから僕、大笑いしちゃったんですよ。お母様ばかりじゃないや、発動機なんて先から持ってるのに、お兄様もお義姉様も……マリーヤだって、エーディトだってみんなでそんなバカなことばかり言ってるから、だから僕みんな頭どうかしてるんだって、レギイネ先生と大笑いしてるんですよ」
と少年は笑って、首を竦めて見せた。