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Japanische Klassiker mit Furigana

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ウニデスちょうりゅうのかなた

橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇

橘 外男

Lesen Sie 橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇 (ウニデスちょうりゅうのかなた) von 橘 外男 (たちばなそとお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 247.361 Zeichen · 483 Bildschirme

Aozora Bunko

「いかがなものでござりましょうな? これは一体どこからまいったものでござりましょうな? おわかりになりましたでしょうかな?」

博士は軽く頷いたまま、それには答えず額に手をやって、まだ眼前に散ら付いてくる幻影でも逐おうとするかのように、沈思を続けていた。

「時に、付かぬことを伺うようだが」と、老博士に代ってマクドナルド博士が口を開いた。

「お国では、国の宝とでも言ったような貴重な物品を指定したり保存したりする仕事は、何という役所でやっておりましょうかな?」

「さあ、……それは財務管理局でやっとりましょうと思いまするですが」

「では、お手数ですが、スグその役所へ電話なり電報なりを打って、お役人に出張してもらっていただけまいか?」

財務管理局役人の出張? ……ウヘえ! と、一同へたばってしまった。

「それでは大体の目鼻も付きましたから、明朝九時頃からここでお目にかかると、階下の記者諸君に伝えて下さらんか?」と博士もやっと顔を挙げた。

「そう致しまするというとこの金は……」と村長は堪りかねて、恐る恐る伺いを立てた。まったく金貨専門のような村長であった。「どうも村の物にもなりませんようですが、一体誰の物になりまするんで?」