Japanische Klassiker mit Furigana
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ウニデスちょうりゅうのかなた
橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇
橘 外男
Lesen Sie 橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇 (ウニデスちょうりゅうのかなた) von 橘 外男 (たちばなそとお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 247.361 Zeichen · 483 Bildschirme
それまでおよそ、ものの二時間くらいもかかったであろうか? 相手が土人であるならばいざ知らず、我々と同じ容貌をした立派な白人であるだけに、苛れったいというか、苛立たしいというか、我々の方でも少し急き込んだ傾きはあったが、どうにも埒があかないのであった。しまいには大尉も到頭匙を投げてしまった。
どうせ市街地へ行けば、なんとか言葉の通じる人間もいるだろう。面倒臭いから帰してしまえ! ということになったが、しかし後々のこともある。いい印象を与えておかなければならぬから、御馳走だけはして帰せよ! というわけで、やがて我々の昼の食事の折りには一緒に座に就かせて、食事を共にするように、と、手真似で勧めてみた。我々が決して危害を加える人間でないということが飲み込めたのであろう。二人ともにこにこと躙り寄ってきたが、食事をする習慣も我々とは大分異なっていたとみえて、我々の与えた。乾酪をあまり喜ばなかった。一口口に銜むと、ほろ苦い顔をして吐き出してしまった。そして喜んで喰べたのは、サンドウィッチ、ビスケット、燻腿! 我々の勧めたジンも口に合わないのか、一口含むと、顔を顰めて、もう要らぬと言わぬばかりに手を振った。