Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
きゅうこんさんじゅうし
求婚三銃士
佐々木 邦
Lesen Sie 求婚三銃士 (きゅうこんさんじゅうし) von 佐々木 邦 (ささきくに) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 162.326 Zeichen · 330 Bildschirme
予備の海軍中将と鉄道省技師工学博士なら、似たり寄ったりのところだからね。釣合ってものが口をきく」
「心細いんだよ、此方はそこを考えると」
「君だって家は好いんだろう。地方の素封家なら博士以上だろうけれど、相手が軍人だからね。余程宣伝しなければ駄目だろう」
「宣伝するほどのこともないんだ。馬が何百頭も、山に飼ってあるけれど、そんなことを言えば、田舎漢って印象を与えるばかりだろう。それに一頭だって、僕のものになる見込はないんだ」
「これは君、何だぜ、八分二分の兼合かも知れないよ」
「ダン/\悪くなるんだね」
「人間そのものとしては今も言った通り、君と吉川君は十把一からげの部類だ。甲乙ないんだから、何うしても境遇が物を言う」
「結局八分二分か? 情ないな」
「遠慮のないところを言うと、もう少し下るんだ。内容は甲乙ないけれど、印象が違う。吉川君は君も認めている通り小才が利く。君は何方かと言うと……」
「鈍の方だろう?」
「憤るといけないから、最後の勝利を得る傾向に富んでいるとして置こう。しかしこの傾向は一寸見たんじゃ判らない。吉川君と君を並べて見ると、片や東京育ち、片や北海道生れということ丈けが著しく目につく」