Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

ごくちゅうへのてがみ

獄中への手紙

宮本 百合子

Lesen Sie 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 230.599 Zeichen · 458 Bildschirme

Aozora Bunko

人がそういう風にちがってしまうのよ、それが、私の心持のもちかたにかかわりなくあらわれるのよ、私はそれが余りまざまざでいやなのですね。

何しろしかし、私のこの間の算術の示したサムはいかにもチビですからね。余程うまくゆく条件でなくては無理です。邦文タイピスト級とは大笑いね。同時にまことに厳粛な事実です。

寿江子の体、大してわるいのでもないでしょうが、今時候がよくなくて、私なんかもひどい御疲労よ。あれやこれやで。そして、そうつかれると薬が欲しいでしょう? そして、薬かわきになったり多忙をきわめます。

タイピスト級の宿題と薬補給のねがいとの間をあっちこっちして相当眠るのがおくれてしまうと云ったら、バカだなとおっしゃるでしょうね、きっと。けさなんかあれでふらふらだったのよ。寿江子は、ホラよく芝居に出るでしょう、お姫様がナギナタひきずったのが。一応ナギナタかいこむのは健気だけれど、つまりはひきずって、はたで見ていて私がジリジリするというのが落ちで、経済上の意味でも暮せないわ。

土曜日に周ちゃんを送って目白の駅の横で自働電話を森長さんのところへかけました。そして雨の中傘さしてやっぱりうれしい心持でかえって来るナと自分の心持を思いました。