Japanische Klassiker mit Furigana
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あわだぐちしめすふえたけ(さわのむらさきゆかりのさきわけ)
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
三遊亭 円朝
Lesen Sie 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分) (あわだぐちしめすふえたけ(さわのむらさきゆかりのさきわけ)) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 196.342 Zeichen · 389 Bildschirme
身の上ゆえ、たとえ年が明けてもお側に参ることは出来ますまいけれども、親族便りのない身の上を不便と思召し、お小間使いなりとも、御飯焚なりとも厭いませんから、年季が明けた暁はお目を掛けて下さいまし、殊に父藤左衞門を討った仇は何者か存じませんが、相手は侍に相違ないと存じますから、とても女子の細腕で仇を討つことは出来ませんから、何うぞお助太刀下さるように是のみ頼み入るという処の、細かい手紙でございまする。これへ金子を添えて渡すを受取り外へ出ましたが、勇助は気抜がしたように成りまして、丈助と二人で葛西の柴又の帝釈の後の土手へ掛り、四丁ばかり参って、なだれに下りると下矢切の渡でございますが、田舎の渡しは滅多に渡る人が無いから、夜に入っては陰々として居りまする。勇助は気抜のしたようになり、
勇「丈助さん、イヤ何うも私は何んだか手の内の玉を取られたと云うのは此の事かと思うよ、お少さい時分からお守をしただけに別れが辛うございました」
丈「然うだろうね、オイ船頭さん船を矢切へ遣っておくれな、船頭さん」
百「船頭は居ましねえよ」
勇「居なくっちゃア困るな」