Japanische Klassiker mit Furigana
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はんにゃしんぎょうこうぎ
般若心経講義
高神 覚昇
Lesen Sie 般若心経講義 (はんにゃしんぎょうこうぎ) von 高神 覚昇 (たかがみかくしょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 106.121 Zeichen · 213 Bildschirme
「四大元主なし。五陰本来空。首を以て白刃に臨めば、猶し春風を斬るが如し」(四大元無レ主。五陰本来空。以レ首臨二白刃一。猶如レ斬二春風一。)
首を以て白刃に臨めば、猶し春風を斬るが如し。ああ、なんという徹底した痛快な死生観ではありませんか。
けだし、かの若き僧肇こそ、まことに般若の経典を心でよみ、かつこれを身体で読んだ人であります。人間もここまで来なければ、決して大丈夫ということはできません。しかし、私はその臨終の偈が、徹底していることよりも、むしろ獄中に囚われの身でありながら、悠々として『法蔵論』というりっぱな一巻の書物を、書き残していったという所に、学者として、いや仏教の坊さんとしての彼の偉大さ、真面目があると存じます。今日、私どもは、この『法蔵論』を手にするたびに、「般若の空」の真の体験者であった僧肇の偉大さを、しみじみと感ずるのであります。そして三十一歳で、従容として死についた彼を偲ぶにつけても、般若を学びつつ、般若を説きつつ、しかもいまだ真に般若を行じ得ない、自分を省みるとき、私は内心まことに忸怩たるものがあるのであります。「道は多い、されど汝の歩むべき道は一つ」