Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
くしんのがくゆう
苦心の学友
佐々木 邦
Lesen Sie 苦心の学友 (くしんのがくゆう) von 佐々木 邦 (ささきくに) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 162.732 Zeichen · 332 Bildschirme
「いやだよ、きみ」
「なぜですか?」
「一番と二番がつづけさまに出てたまるものか」
「ハッハハハハ」
「きみはなんでもきっと出るというんだもの」
「ハッハハハハ」
「うそをついて勉強させるからいやだ」
「いや、ほんとうです」
「うそをつくのだろう」
「いや、ほんとうがうそ、いや、ほうとうですよ」
「見たまえ」
「ハッハハハハ」
「ずるい奴だ」
「あまり笑ったものだからまちがえたんです」
「とにかく、この二番は出ないよ」
「出ないともかぎりませんよ、もし一番が出なければ」
「一番が出るってきみはいったじゃないか?」
「それは出るかもしれません」
「しれません?」
「はあ。しかし出ないかもしれません」
「なんだい? あやふやじゃないか?」
と照彦様は不平だ。
「先生ってものはよくばりです。できるだけたくさん教えてできるだけたくさん覚えさせようとします」
「それはわかっている。橋本さんなんか一番ずるい方だ」
「教えたところが五十題あれば、五十題みんな試験に出したいんです。けっして負けてくれません」
「しかしそれじゃ答案が書ききれない。五十題なんて出せば、一つの試験に一週間も二週間もかかる」
「そこです」