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Japanische Klassiker mit Furigana

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みつのあわれ

蜜のあわれ・われはうたえどもやぶれかぶれ

室生 犀星

Lesen Sie 蜜のあわれ・われはうたえどもやぶれかぶれ (みつのあわれ) von 室生 犀星 (むろうさいせい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 88.662 Zeichen · 174 Bildschirme

Aozora Bunko

おつもりなの。」

「そこで塀は石につくりかえることに考えついたんだ。おじさんが死んだ後に垣根を結い返す必要もないしね、胡麻穂の垣根ってお金がかかるんだ、息子や娘がいてもみんなお金がとれないから、垣根をやり代えることも、一年遅れになり五年八年と遅れてボロ家にボロの垣根になってしまう、きみはおじさんの大事な友達だけれど、それはただの金魚というぴかぴかのおさかなに過ぎないしね。」

「何の役にも立たないわね、ただ、おじさまの精神的なパトロンみたいにはなっているけど、一緒に寝ることもできないわね。」

「生意気なことは、誰よりも生意気だし、……」

「おじさま、早く起きてよ。」

「いますぐ。」

「おじさま、あれ何て石なの、まぶしいくらい白っぽくて、かさかさして眼に痛いの。」

「あれは大谷石という石なの、あれで家のまわりをぐるっと包んで、火事があっても今までのように燃える心配がないだろう。七段くらい積み上げればね。」

「まるでお城みたいになるわね、気がついてよかったわ。」

「とうに気がついていたけれど、おじさんには、そんなお金がいままでになかったのだよ。」

「じゃ、いまあるの。」

「このごろのおじさんはね、やっと石塀くらい作れるようになった。