Japanische Klassiker mit Furigana
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めいしんとしゅうきょう
迷信と宗教
井上 円了
Lesen Sie 迷信と宗教 (めいしんとしゅうきょう) von 井上 円了 (いのうええんりょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 151.147 Zeichen · 298 Bildschirme
蝦は海老とも書きて、人の年寄って腰のかがみたる形に似ておるより、長寿の祝意を表したのである。
結婚のときは、ことさら縁起をやかましく申すものである。例えば結納の目録に、昆布を「懇婦」または「子生婦」と書し、柳樽を「屋内喜多留」と書し、鯣を「寿留女」と書し、鯛を「多居」と書するは、みな縁起のよきを祝するのである。また、可被下を「下被可」と書くは、返るを嫌うためである。婚礼の吸い物に蛤を用うるは、蛤の貝は幾百個集めてみても、一つも他の貝と合うものがない。すなわち、貞女は両夫にまみえずとの意である。これに反して鮑を嫌うのは、貝が対になっておらぬからである。客の帰るを「開く」といい、贈り物の水引きは結びきりにするなどはみな、ひとたび嫁したものは帰らぬの意である。
また、普通の食事に香の物は二切れか四切れかに付けることになっており、一切れと三切れとを嫌うのは、一切れは「人斬れ」に通じ、三切れは「身斬れ」に通ずる故である。また、他から物を贈られたときに、付け木を入れて返すは、付け木の先に硫黄がついておるから、サキイワウすなわち先を祝うの意味であるとのことだ。