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Japanische Klassiker mit Furigana

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めいしんとしゅうきょう

迷信と宗教

井上 円了

Lesen Sie 迷信と宗教 (めいしんとしゅうきょう) von 井上 円了 (いのうええんりょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 151.147 Zeichen · 298 Bildschirme

Aozora Bunko

一家にて一、二旬中に二人の死亡者あるときは、棺中に藁人形一個を入れて葬る。これは、二度あることは三度あるということより、第三回目を防ぐマジナイなり。

小児両脚を張り、体を前方に屈して股間より後方を望むときは、該児の次子出生する前兆とす。

朝時早起きするのマジナイは、「ほのぼのと明石の浦」の歌を、一呼吸のうちに三回唱えて寝に就けばその効ありとす。

猛犬にあいたるとき、右手の拇指より、子、丑、寅、卯と唱えつつ順次に指を屈し、小指を口にてかみ、「寅の尾を踏んだ」と言うときは、いかなる猛犬も尾を巻きて遁走するという。

蛇を見しとき、「アビラウンケンソワカ」と唱うれば、ただちに逃れ去るという。

その中には縁起もマジナイも混同しているが、マジナイの一斑を知ることができる。その他、客の早く帰るを祈るには、箒をさかさに立てるマジナイのごとき、貸家の張り紙を斜めに張りおくマジナイのごとき、いちいち掲げきたらば、際限あるべからずである。

房州鋸山に、石にて刻んだ五百羅漢があるが、首は大抵なくなっている。むかし博徒が、羅漢の首を懐中しておれば、必ず博変に勝つというマジナイのために盗み取ったとのことだ。