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Japanische Klassiker mit Furigana

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めいしんとしゅうきょう

迷信と宗教

井上 円了

Lesen Sie 迷信と宗教 (めいしんとしゅうきょう) von 井上 円了 (いのうええんりょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 151.147 Zeichen · 298 Bildschirme

Aozora Bunko

このとき見物の人々が、やがて携帯しきたれる饅頭を出してその血に染めるそうで、ことに婦人が、われさきにと争って血染めを行うということである。これはもとより彼らの迷信にして、その血染め饅頭は万病の良薬と信じ、大切に保存し、たまたま家族中に腹痛を起こすものあらば、たちまちその饅頭の一端をちぎって服用させるそうである。

わが国の狐狸の迷信はシナ伝来であるが、さすが本家だけあって、狐狸談もたくさんある。最近の大連発行『遼東新報』に「白狐の怪異」と題し、左のとおり記載してあった。

日本人にはずいぶんばかげた話だが、数日前、南山の裏山で銅子児のやり取りに余念のない苦力六名の傍らに、どこから来たか全身白毛の子狐が飛び出した。それ生けどれと追い回った末、狐はとある岩陰の穴に逃げ込んだ。即座の頓知に、苦力らは付近の枯れ松を折って穴の前でくすべると、子狐は煙にむせて四苦八苦の折柄、アアアラ不思議やいぶかしや、真上の岩上にスックと立った年経し白狐、恨めしき形相ものすごく苦力らをにらめた。元来、白狐を神と崇めているシナ人の迷信が急におじけを呼び起こして、苦力らは雲を霞と老虎灘に逃げ帰ったが、そのうちの一人は家に帰り着くや大熱を起こし、阿修羅のごとく荒れ狂って、「憎き者ども、わが子の仇、七生まで祟りくれん」