Japanische Klassiker mit Furigana
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あおべかにっき
青べか日記
山本 周五郎
Lesen Sie 青べか日記 (あおべかにっき) von 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 37.334 Zeichen · 76 Bildschirme
今日は何もしなかった。高梨で金を借りた。写真を二枚撮ってくれた。(まろさん)。あしたは弟と省児が来る。今は十二時半である、寝よう。平安我が上にあれ。(二、一九)
随分日記をつけなかった。二十日には弟と省児とが来た。二十六日には予が東京を訪れた。二十七日には久しく滞渋していた「弘高」第八場を書き上げた、昨日は雨、今日も雨、今は午前二時である。今日昼「長」をのせて青べか舟で大川を漕いだ。妙見島へ上って枯草の上に仰臥て微風の温かい陽を身に浴びた。よき運動だった、「弘高」第九場を書き上げた。骨が折れる。もう寝る、平和吾が上にあれ。(二五八九、三、一)
弘高第十場を書きあげた。(三、三)
高梨の家で雛の節句の祝盃をあげた。
今日沢田正二郎が死んだ。彼は暴風の如く来り暴風の如く去った、予は独り渠の為に一夜の弔宴を張ってやる。渠も又予の為に役立ってくれた一人である。平安あれ沢田の魂の上に平安あれ。(三、四)
今日午後からべか舟を漕いで新川口の方まで行った。妙見島でコンテを一枚書いた。第四幕の幕を明けた、骨が折れる。(三、四)
高梨の手で稼がせて貰う童話「時計と蛸」