Japanische Klassiker mit Furigana
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いずこへ
風と光と二十の私と・いずこへ 他十六篇
Lesen Sie 風と光と二十の私と・いずこへ 他十六篇 (いずこへ) von Sakaguchi Ango (坂口 安吾) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 119.879 Zeichen · 242 Bildschirme
新潟中学の私は全く無茶で、私は無礼千万な子供であり、姓は忘れてしまったがモデルという渾名の絵の先生が主任で、欠席届をだせという。私は偽造してきて、ハイヨといって先生に投げて渡した。先生は気の弱い人だから恨めしそうに怒りをこめて睨んだだけだが、私は今でも済まないことだと思っている。先生にバケツを投げつけて窓から逃げだしたり、毎日学校を休んでいるくせに、放課後になると柔道だけ稽古に行く。先生に見つかって逃げだす。そして、北村というチョーチン屋の子供だの大谷という女郎屋の子供と六花会というのを作り、学校を休んでパン屋の二階でカルタの稽古をしていた。カルタというのは小倉百人一首のことで、正月やるあの遊びで、これを一年半も毎日毎日学校を休んで夢中で練習していたのだから全く話にならない。大谷という女郎屋の倅は二年生のくせに薬瓶へ酒をつめて学校で飲んでいる男で、試験のとき英語の先生のところへ忍んで行って試験の問題を盗んできたことがあった。私が家から刀を盗んできて売って酒をのんだこともあり、一度だけだが、料理屋でドンチャン騒ぎをやらかしたことがある。こういうことは大谷が先生であったようで、外に渡辺という達人もいた。