Japanische Klassiker mit Furigana
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まほうにんぎょう
魔法人形/サーカスの怪人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 魔法人形/サーカスの怪人 (まほうにんぎょう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 148.224 Zeichen · 297 Bildschirme
まえのばんに、骸骨男が、この部屋に逃げこんで消えてしまったのは、この鉄ごうしのそとに出て、ナットをもとのようにしめておいて、一階とのあいだにあるせまい屋根の上にしゃがんで、かくれていたのでしょう。
そして、女中さんが、懐中電灯で庭の足あとをしらべたときには、また、部屋の中にもどって、かくれていたのにちがいありません。
それから、正一君をつれさったときも、寝室のほうの鉄ごうしをひらいて逃げたのでしょうが、しかし、あのとき庭をしらべても、やっぱり足あとがなかったのは、なぜでしょう。このときは、人がいっぱいいたので、もう一ど寝室へもどるというようなことは、できなかったはずです。
女中さんは、そんなことを、心の中で考えていましたが、どうも、ふにおちないところがあります。そこでふと思いついて、鉄ごうしから、窓の下の屋根へ出てみる気になりました。
庭にめんしたがわだけ、一階のほうが出っぱっていて、そこに一メートルほどのはばの屋根が、ずっと、つづいているのです。
女中さんは、その屋根の上を、ネコのように四つんばいになって、隣の寝室の窓のほうへ、はっていきましたが、ちょうど、こちらの空き部屋と寝室とのあいだの壁の前で、みょうなことを発見しました。