Japanische Klassiker mit Furigana
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まほうにんぎょう
魔法人形/サーカスの怪人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 魔法人形/サーカスの怪人 (まほうにんぎょう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 148.224 Zeichen · 297 Bildschirme
それは正一君でした。骸骨男にさらわれたとばかり思っていた正一君が、こんなところに、かくされていたのです。
いったい、これは、どうしたわけでしょうか? 骸骨男は、正一君を、つれさったのではないのです。すると、あいつは、まえのばんに空き部屋で消えたときと、同じように、家の中へ、もどったのでしょうか。そうにちがいありません。庭に足あとが残っていなかったのが、なによりの証拠です。
さあ、わからなくなってきました。骸骨男は、一ども、そとへ逃げなかった。いつも家の中にもどって、どこかにかくれていた。しかしそれなら、あの大ぜいの人たちに見つからぬはずはありません。骸骨男はどうして、みんなの目をくらますことができたのでしょうか?
女中さんは、屋根の空洞に横たわっている正一君を、助けだすこともわすれて、このふしぎななぞをとくために、一生懸命に考えました。目をつむり、全身の力を頭に集めて、いっしんふらんに考えました。
そうして、考えているうちに、女中さんの顔が、だんだん、青ざめてきたではありませんか。目はおびえたように、まんまるにひらき、口はすこしあいたままで、まるで人形のように、からだが動かなくなってしまったのです。