Japanische Klassiker mit Furigana
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おうごんひょう
黄金豹/妖人ゴング
江戸川 乱歩
Lesen Sie 黄金豹/妖人ゴング (おうごんひょう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 153.404 Zeichen · 307 Bildschirme
これは、『ネコむすめ』ではないのでしょうか。
小林君は、むかしの『化けネコ』の話を思いだしました。
こんなかわいい顔をしているけれど、いまに少女の口が、ギャッと耳までさけて、とびかかってくるのではないかと思うと、ゾッとして、逃げだしたくなるほどでした。
小林君は、しばらく考えていましたが、せっかく、あやしい男のことを知らせにきたのですから、ともかく、少女のおかあさんにあって、話してみようと思いました。
「それじゃ、きみのおかあさんに、あいたいが、おかあさんは、うちにいらっしゃるの?」
「ええ、いるわ、いま、ここへいらっしゃるのよ。ほら、足音が聞こえるでしょう。」
少女が、やさしいネコの顔でいいました。しかし、小林君にはなにも聞こえません。この少女は、人間に聞こえない音を聞きとる耳を持っているのでしょうか。
すると、そのとき、一ぴきのネコが、長イスからとびおりて、むこうに開いているドアの方へ、かけだしていきました。それにつづいて、二ひき、三びき、四ひきと、みんなドアの方へ、かけだしていくのです。
ネコどもは、早くも、おかあさんのくるのを、かぎつけたのでしょう。