Japanische Klassiker mit Furigana
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おうごんひょう
黄金豹/妖人ゴング
江戸川 乱歩
Lesen Sie 黄金豹/妖人ゴング (おうごんひょう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 153.404 Zeichen · 307 Bildschirme
「この人が、ブイのひらきかたを知っているというんだ。」
「そうか、それはよかった。すぐにあけてみてください。どうも、中に人間がはいっているらしいんです。」
男は、まるく巻いた縄を持っていました。そのはしを輪にしてブイに巻きつけると、ふたりの労働者に、岸の方へ、力いっぱい、ひっぱっているようにたのんで、じぶんは、大きなスパナを手にして、ブイのそばによると、鉄板をしめつけてあるびょうを、はずしにかかりました。
そして、一つびょうがとれたかとおもうと、つぎのびょうです。二分、三分、五分……時間は、みるみるすぎさっていきます。
ああ、小林君は、どうしているのでしょう。もう、息がたえてしまったのではないでしょうか。
やっと、八つのびょうがとれました。あとはハンマーで、ブイのふたをはずせばよいのです。
ガーン、ガーンと恐ろしい音がしました。ブイのふたに、すきまができました。
「しっかり、縄をひっぱっているんだよ。いいかい。」
男はそういっておいて、両手をふたのすきまにかけると、力まかせに、むこうへはねのけました。そして、ブイの中をのぞいたかと思うと、
「あっ、人間だっ。