Japanische Klassiker mit Furigana
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おうごんひょう
黄金豹/妖人ゴング
江戸川 乱歩
Lesen Sie 黄金豹/妖人ゴング (おうごんひょう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 153.404 Zeichen · 307 Bildschirme
」
「そうだ。きみは、そのゴングか、ゴングの手下だろう。え、そうだろう。ぼくたちを、つれだしにきたんだろう?」
俊一君も、叫ぶようにいうのです。すると、刑事が、いやな笑い声をたてました。
「ウフフフフフフ……、おまえたちは、なかなかりこうだな。そう気がつけばしかたがない。おれはゴングだよ。ウフフフ……、手下じゃない。おれが、あの恐ろしいゴングなのだ。おれは変装の名人だから、なににだってばけられる。きょうはほんものの刑事を、あるところへ閉じこめておいて、その身がわりになって、ここへやってきたのだ。さあ、ふたりともおれといっしょに、くるんだっ!」
マユミさんと俊一君は、顔を見あわせて、くすりと笑いました。なぜでしょう。妖人ゴングが、こわくないのでしょうか。
俊一君が、いたずらっぽい顔をして、いいました。
「ところがね、ゴング君、おあいにくさまだよ。おれは俊一君じゃないのさ。ここにいるのは、マユミさんじゃないのさ。」
少年は、にわかに、ことばづかいが悪くなって、へんなことをいいだしました。
「おれは、チンピラ隊の安公というんだよ。そいから、このねえさんは、やっぱり、おいらのなかまで、ひでちゃんっていうんだ。