Japanische Klassiker mit Furigana
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おうごんひょう
黄金豹/妖人ゴング
江戸川 乱歩
Lesen Sie 黄金豹/妖人ゴング (おうごんひょう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 153.404 Zeichen · 307 Bildschirme
ふたりの警官は、まるで黒いヤモリのように、屋根の上に、はらばいになって、じりじりと、豹のほうへ近よっていきます。
黄金豹は、燐のように光る目で、それをにらみつけました。そして、人間どもをあざけるように、身がるに、ピョイピョイと、とぶようにして、屋根のむねを乗りこし、むこうがわへ、かくれてしまいました。
警官たちは、いそいで、そのあとを追い、やっと、屋根のむねに、たどりつき、そこに馬のりになって、はんたいがわの屋根を見おろしました。
そのときには、小林少年も、物見台から出て、むねづたいに、警官たちのそばまで、きていました。屋根のむねは、三十センチほどの幅で、たいらになっているので、そこをつたうのは、わけがないのです。
三人が、むねにまたがって、見ていますと、黄金豹は、急な屋根を、するすると、すべるように、むこうのはしへ、おりていきます。そして、屋根のはしまでいくと、からだを、グッとちぢめて、パッと、空中にはねあがりました。いきおいをこめて、とんだのです。空中に、金色の大きなかたまりが、キラキラと、虹のようにきらめきました。
「アッ、いけない。あいつ、とびおりて、逃げるんだッ。