Clásicos japoneses con furigana
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にんきょうにとうりゅう
任侠二刀流
国枝 史郎
Lee 任侠二刀流 (にんきょうにとうりゅう) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 224.569 caracteres · 451 pantallas
仰天した組紐お仙
隣室からはいって来た五六人の六文、
「姐さん何かご用ですかね?」
「ああ」とお吉頤をしゃくり、「木場の屯所へ飛んで行き、山駕籠を一丁借りておいで。ついでに頑丈な駕籠舁きをね。と云っても本物はいないだろう、馴染みの男を連れて来な」
名に負う束ねをするお吉の命令、瞬間に行われ、一丁の山駕籠と四人の杣夫、木場の屯所からやって来た。
「さあさあお前達もお供をしな。妾も行くのだ、おいでおいで」
駕籠に乗った宗三郎、七面岩の方へ走らせた。お吉をはじめ十数人の六文、後を慕って追っかける。ちょっと変った光景である。
やがて木場の屯所まで来た。立ち並んでいる無数の長屋、材木に不自由をしないところから、木口だけは素晴らしい。しかし大厦高楼ではない。セイの低い平家建て、数え切れないほどの材木が、あるいは立てかけられ、あるいは積まれ、または雑然と投げ出されている。立ち働いているのは杣夫であり、監督をしているのは武士である。
そこを走って行く駕籠一丁、それを追っかけて行く私娼の群!
「ヨーッ」と杣夫達が嬉しがってしまった。
「見や見や、素的もねえ行列だ」
一人が叫べばもう一人、
「お吉が行くぜ! 大将のお吉が!」