Lectura en japonés

Clásicos japoneses con furigana

ja-reading.com

Lee clásicos japoneses en línea con furigana. Filtra por nivel JLPT, toca una palabra para ver el significado y traduce una frase.

にんきょうにとうりゅう

任侠二刀流

国枝 史郎

Lee 任侠二刀流 (にんきょうにとうりゅう) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.

N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 224.569 caracteres · 451 pantallas

Aozora Bunko

詭計にかかった宗三郎

「大丈夫」と云って胸を叩いた。と、チャリンという小判の音。「アッハッハッハッ、腐るほど持ってる」

「ふんとにお前様、福の神様だあ」

二人左右に別れてしまった。

「こっちはこれでよいとして、いずれ酒場の浜路めが、彦兵衛の話を山影へ、きっと話すに相違ない。と山影め明日か明後日、道人探しに行くだろう。よし来たそこを討ち取ってやろう。味方は大勢、山窩がある」

詭計にかかった宗三郎

その翌日のことである、山影宗三郎は家を出て、道人探しに発足した。

「浜路殿の話による時は、薬草道人のおり場所は、螢ヶ丘の北を過ぎ、木場の屯所の南を通り、七面岩の絶壁へ上り、それからどっちかへ行くということだが、まずともかくも七面岩まで、足を延ばしてみることにしよう」

夕立ち催いの曇天ではあったが、そんなことには驚かない。宗三郎スタスタ歩いて行く。神代原を通り抜け、螢ヶ丘の裾の辺を、木場の屯所の方へ歩いて行った。

この辺は一面の大野原で、いわゆる御岳の大斜面、灌木の叢、林や森、諸所に大岩が立っている。

慣れない山路で時間を潰し、午後の日も相当蘭けてしまった。

と、行手の岩蔭から、一人の旅人が現われた。