Clásicos japoneses con furigana
ja-reading.com
Lee clásicos japoneses en línea con furigana. Filtra por nivel JLPT, toca una palabra para ver el significado y traduce una frase.
ばいりせんせいぎょうじょうき
梅里先生行状記
吉川 英治
Lee 梅里先生行状記 (ばいりせんせいぎょうじょうき) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 209.260 caracteres · 418 pantallas
お次であった。
(ぜひ娶れ。あれをもらえ)
これはその後、老公の命によるものである。
(棒に花が咲いた)
と、かれの友はからかったが、又四郎としては、そうてれてもいない。
お次の親たちが江戸から来て、いとも質素に、内祝言をすましたのは、晩春汁講のあった頃からまもない後のことだった。
けれど、棒は相かわらず棒を脱却していない。書斎を閉めれば、読むか、寝ているかである。書斎をひらけば、独座、鼻くそを掘りつつ、雲を見ているか、毛脛を撫でているかぐらいなものである。
ひとりぶつぶつ何か呟いていることがある。お次は一緒になってからよけいに、
(変なひと)
と、思っているらしいが、銀河の晩、大川端をさまよい歩いたあの当時から見ても、その愛は、決してそれ以下にはなっていなかった。
(空論の徒を嗤ったが、軽忽な実行家も嗤われて仕方がない。おれは後者のほうで、まず見事にしくじった。もっとも、しくじっても無意味ではなかった。実行は非常に早わかりがするからな。……だがこの轍を二度踏むとすれば、おれは馬鹿である)
棒のひとり語とは、大体こんなものであった。
(これからは、大いに学問もしてみよう。