Lectura en japonés

Clásicos japoneses con furigana

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Lee clásicos japoneses en línea con furigana. Filtra por nivel JLPT, toca una palabra para ver el significado y traduce una frase.

えどさんごくし

江戸三国志

吉川 英治

Lee 江戸三国志 (えどさんごくし) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.

N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 577.271 caracteres · 1141 pantallas

Aozora Bunko

「盗ッ人がそんな事に気を取られているようじゃ脈はねえ。率八、悪くすると、てめえは近いうちに獄門へ顎を乗せそうだぜ」

「な、なぜですか」

「いやに哀れッぽい声を出しゃあがって、仏心があり過ぎるもの」

「これでも随分我慢をしているつもりなんで……実アさっきから、嬶アや餓鬼がどうしたろうかと、それが心配で、足が前へ進みません」

「そうそう、てめえには、女房子があったんだっけな。第一、よろしくねえ男だ、泥棒のくせにして、女房を持ったり子をでかす奴があるものか」

「こんなつもりで持ったんじゃありません。そのうちに子が出来て、食えなくなったから、始めたんです」

「そして、てめえの罪が、女房子にかかって行けば、元々になるじゃねえか。そんなに案じられるなら、もう一度後へ戻って、見届けて来い。その代り、すぐ捕まるぞ」

「お、おどかしちゃ、いけません」

「ははははは。此奴をからかッていると限りがねえ。どれ、飯でも食おうか」

薬師の横丁をのぞくと、菜飯、奈良茶飯、木の芽田楽、蒲焼など、軒並びの八間が団扇をハタかせて、春の淡雪のような灰を綺麗な火の粉の流れる往来へ叩いております。

梅香鬼