Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しんしょたいこうき

新書太閤記

吉川 英治

Lisez 新書太閤記 (しんしょたいこうき) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 197 228 caractères · 394 écrans

Aozora Bunko

(中略)

年ニモ似ズ両名比類ナキ働キノ旨、御感被成、信長公ヨリ御感状ヲ下シオカル、後代ノ面目、一門ノ誉ニコソ……。

と誌されてある。

幽斎細川藤孝といえば、旧室町出の幕府人では、出色のひとりである。その歌才はかくれなく、学問識徳兼備の文化人として、その友、明智光秀と並び称されている。

光秀は、革新的な庶民育ちの知識人であるに比して、藤孝は名門から出た伝統的な文化人である。――にも関わらず、かくの如き武勇凛々たる子弟を、時代の真っ先に送り出していることは、寔に文武両道の家なればこそ、父なればこそと、子のために、その親たる人まで、大いに称揚された。

旧き人、新しき人、また、新旧両道の人など――この信貴山の一怒濤にも、或いは滅び、或いは興り、或いは没し、或いはあらわれ――時代の激動は、この地上に、変貌を余す所もなかった。

さて。

秀吉も、勘気を解かれ、同時に出陣の恩命をうけると、すぐ早舟をもって、湖上から合図をすると、かねて内命をおびていた竹中半兵衛は、即刻、長浜から軍をひきいて疾駆し、安土城外で勢揃いをととのえ、信貴山へ向って友軍と合したが、松永久秀の自滅にひとしい没落ぶりに、その全力を用いるほどな激戦にも会わず、余力綽々、やがて安土へ凱旋した。