Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

にっき

日記

宮本 百合子

Lisez 日記 (にっき) de 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 102 285 caractères · 204 écrans

Aozora Bunko

一月四日

午後から、思いがけず笹川さんが来る。眼や額の辺に、云い難い陰気なかげが出来て居て、気の毒な感を起した。関さんに近づいて行く心持も分る。じめじめした地下に居た者が、かっと皮をやくような太陽に照らされたいように、あの陽気さにすっかり気分を蒸発させてしまいたいのだろう。

馬がどんなに人間の心と交渉をもつかと云うことを話す。皆にいじめられた新兵は、馬に自分の感情を吐露すると云うこと。

新年号の種々な小説、自分には芥川氏の「俊寛」がひどく感銘した。悦びにも悲しみにも掻き乱されない心。

有島さんや野上さんの、頭から来た処はいつも自分に考えさせる。ホール・ビーイング、此がむずかしい。

夜、「渋谷家」を書きなおし始める。なおし始めたら、赤くなってまるで仕方がない。いっそ書きなおせと思って始めたのである。けれども、まだ椅子になれないうえに、夕飯がどうかしてもたれ、頭、甚だダルである。まず調子ならしのため、今夜は少しで我慢するよりあるまい。又明日から緊張した日が始る。

一月四日(水曜)晴 風強

「渋谷家」を書きなおし始めたけれども、どうもうまく行かない。やはり、元のをなおして置こうと云うことになる。