Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

ja-reading.com

Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

にっき

日記

宮本 百合子

Lisez 日記 (にっき) de 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 102 285 caractères · 204 écrans

Aozora Bunko

五月二日

五月三日

お嬢さんを持ち、彼女は、輝やかしい生活の頂上にあるように見える。うらやましいような気がしないでもない。外国に居る人間の書く文字は、内地に、ひっそくして居るものの持たない新鮮さがある。雰囲気のせいであろう。

五月二日(火曜)

ゲーテの「ファウスト」、偉大には違いない。然し、種々な点で、我々の持つ感じとは、創作の態度上、違った点がある。自分には一寸、なぜ、あれ程、ギリシアの神話時代にこだわらなければならないのか、今の処分らない。但し、あの中性の、智慧によって生れた小人は愉快。真実だ。

どうしても、自分には、「ファウスト」より、「ジャン・クリストフ」の方が心を直接に動かされる。性格的に違うのだろう。

五月三日(水曜)晴

昨夜は二人とも眠くて仕方がないので、七時過、床に入り、十二時頃まで熟睡し、一寸目をさまし又眠って、今朝自分は八時過起きる。十二時間眠ったわけだ。非常に頭の工合よく、活気づき、午前中に、『婦人之友』に送る小さい原稿を書き終り、(九枚)一旦断った『金の鳥』のお話も書いてやる気になる。

「渋谷家」もなおす気。

沢山眠った日の快よさ。Aがいつも早起きでバタバタやったり、からから格子をあけたりするので眠りたりない気で床をはなれる。