Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
あさくさふどき
浅草風土記
久保田 万太郎
Lisez 浅草風土記 (あさくさふどき) de 久保田 万太郎 (くぼたまんたろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 162 294 caractères · 318 écrans
六
で、「公園」は、そこで完全な活動写真街になった。――曰く電気館、曰く富士館、曰く三友館、曰く大勝館、曰くオペラ館、曰く何、曰く何……
かくして可哀想に「千束町」は……つみも報いもない千束町という町は、浮気な、悪性な、安白粉の匂の骨の髄まで浸込んだ町として天下に有名になった。――そうして、それは、それ以外の存在の何ものでもなくなった……
六
と、震災である。十二階は十二階劇場……嘗てのかの小屋がけの余興場から出発した十二階劇場をだけ残して亡びた。――が、幾ばくもなくいまの昭和座が出来、その十二階劇場もまたわたしたちのまえから永遠にそのすがたを消した。
「けど、では、十二階のあとはどうなっている?」
そう思って今日……昨夜の今日である……晴れぬいてさびしい青空の下、いとおしく輝くあかるい日の中をわたしは御苦労にも古なじみの幸龍寺のまえに立った。――どうしてそう助かることの出来たものか、幸龍寺の門、焼けないでもとのままの……震災以前のままの古い、大きい、すべり落ちそうな瓦屋根をもったそれである。
そのくせ境内はみるかげもない。
その往来を……むかしのその溝ぞいの往来をあるくことはわたしにとって決してめずらしいことではない、三月ほどまえにもあるいた、一ト月ほどまえにもあるいた、必要によってつねにわたしはあるいている