Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

ja-reading.com

Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

したやそうわ

下谷叢話

永井 荷風

Lisez 下谷叢話 (したやそうわ) de 永井 荷風 (ながいかふう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 122 971 caractères · 246 écrans

Aozora Bunko

第十九

序詞には枕山、柳窩、毅堂の名が連ねられ、巻尾には頼士峰の文が載せてある。この書は幸にして幕府の忌む所とならなかったようである。

第十九

嘉永三年庚戌の年枕山は門人溝口桂巌に編輯の労を執らしめて『同人集』初編二巻を刊刻した。溝口桂巌、字は景弦、名は子直といい相州三浦郡津久井の素封家であったが、明治維新の後産を失い、明治三十一年正月八十一歳で没したという。

この年『枕山詩鈔』所載の作を見るに「東都春遊雑詠」といい、「戯ニ行楽ヲ勧ムルノ歌ヲ作ル。」というが如き艶麗なる文字を弄するものが多い。「雑言」と題する絶句には、「未甘冷淡作生涯。月※(「木+射」、第3水準1-85-92)花台発興奇。一種風流吾最愛。南朝人物晩唐詩。」〔未ダ甘ンゼズ冷淡モテ生涯ト作スヲ/月※(「木+射」、第3水準1-85-92)花台興ヲ発シテ奇/一種ノ風流吾ハ最モ愛ス/南朝ノ人物晩唐ノ詩〕と言っている。

枕山がかくの如く三春の行楽を賦している時、鷲津毅堂は辺海の武備を憂い『聖武記採要』と題する三巻の書を板刻した。この書は清の道光二十六年内閣中書舎人魏源の著した『聖武記』十四巻の抄録である。