Classiques japonais avec furigana
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したやそうわ
下谷叢話
永井 荷風
Lisez 下谷叢話 (したやそうわ) de 永井 荷風 (ながいかふう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 122 971 caractères · 246 écrans
天保十一年の秋枕山が弘庵を訪うた時、土浦の藩校郁文館は城内の旧舎を廃して郭外の外西町に新築せられて僅に一年を過ぎたころである。枕山は弘庵と相携えて霞ヶ浦の高蔵寺に遊び藩校郁文館において韻を分って詩を賦した。幾日かを土浦に過した後、帰路を松戸に取り十一月冬至の節に至らざる中枕山は家に還った。
この年の除夜、枕山は既に御徒町なる叔父次郎右衛門の家を引払って芝増上寺の学頭寮に寄寓していたのである。『枕山絶句鈔』に「除夜。時ニ芝山梅痴上人ノ房ニ寓ス。」と題して「烏影※(「勹<夕」、第3水準1-14-76)※(「勹<夕」、第3水準1-14-76)往事空。暁鐘声断已春風。残眠未覚僧窓白。二十三年一夢中。」〔烏影※(「勹<夕」、第3水準1-14-76)※(「勹<夕」、第3水準1-14-76)トシテ往事空シ/暁鐘声断チテ已ニ春風/残眠未ダ覚メズシテ僧窓白ク/二十三年一夢ノ中〕の作が載っている。
梅痴上人、名は秦冏、字は白純、別の字は笑誉、梅痴また小蓮主人と号した。中根淑の『香亭雅談』によれば初め深川霊巌寺の末院本誓寺に住し、後に芝増上寺の学頭となった。「安政三十二家絶句」