Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
たんげさぜん
丹下左膳
林 不忘
Lisez 丹下左膳 (たんげさぜん) de 林 不忘 (はやしふぼう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 196 229 caractères · 389 écrans
見ると……。
虫食いのあとのいちじるしい紙に、何やら文字と、地図らしいものがしたためてある。
虫食いのあとは、線香で細長く焼いたので。
蓋に貼りこんであった古い奉書の一枚に、薄墨でそれらしく、愚楽老人が書いたのを、いま言ったように線香で焼いたり、ところどころ番茶でよごしたりして、古めかしく見せたものなのです。
「常々あ○○心驕○て」
というあたりは、原物のとおりだが……どうも巧みに作ったものです。これなら誰が見ても、御先祖の書き物としか思えない。愚楽老人、実に達者なものだ。千代田の大奥で上様のお背中なんか流しているより、ほかに商売がありそうです。
ただ日光の金が将軍家から柳生へおりるでは、造営奉行に当たったものが費用万端を受け持つという、在来の慣習が破れてしまう。柳生も受け取ることはできなかろうと、そこで、吉宗、愚楽、大岡越前が相談のうえ、この細工をしたことは、前に言ったとおりですが、主水正、そんなことは知らないから、かぶりつくように読んでゆくと、文句は、ところどころ虫くいらしく線香で焼いてあって、よく読めないが、地図は……。
地図のほうまでわからなくしてしまっては、なんにもなりません。