Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

にっき

日記

宮本 百合子

Lisez 日記 (にっき) de 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 102 285 caractères · 204 écrans

Aozora Bunko

五月十二日

蕾が出来、いつ咲くかいつ咲くかと思って居た大きなバラ、一つ半開となった。うれしい。私の大好きな、赤みを帯びたクリーム色らしい。芝を庭に植え、大きい陰になる木を一本植え、バラを作った庭が欲しい。自分には歩くせきもないように石や曲った木のある日本俗庭は不用だ。

カーペンタア My days & dreams 文章の簡明なのに、驚く。又、クロポトキン等とどこか似た処がある。所謂文学者でなく、ソシアリストは、共通な単純、明瞭を特性として持つのだろうか。

夜まつが来、吻っとした。

五月十二日(金曜)雨

今朝、渡辺氏、去る。ゆっくりした気分となり、雨にぬるる薔薇の花を見る。

きのう、ひとりで淋しく、頭が妙になり、六畳で空を眺めて居たら、青空、白雲、青々と繁った柳の梢の緑が、非常に美しい調和に見えた。何故ああ云う裾模様をつくらないのだろう、自然、智、愛と云うようなものを、一つの衣服の中に、うるわしくあらわせ、そう云う風にこってこそ着物に頭を使う甲斐があるのではないだろうか、単に色の調和でも、感じが、ずっと出るのだ。バラの色をながめ同じことを考える。

着物の中に宇宙を包むこと。