Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ねこののみとりぶし
猫の蚤とり武士
国枝 史郎
Lisez 猫の蚤とり武士 (ねこののみとりぶし) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 185 496 caractères · 368 écrans
(それに第一魚屋の財宝が、そんな島などに尚今日、はたして本当に隠してあるかどうか?)
これがあぶなっかしく思われたし、
(よしんば隠してあったところで、我々二人の力をもって、はたして、それが発見出来るか、どうか?)
これもあぶなっかしく思われた。
(そんなことより現在の俺は、早く人形を手に入れて、宥免状の安全を期したい)
こうしきりに思われるのであった。
二人はまたもしばらく黙り、犬帰村の方へ進んで行った。
この間も林から聞こえて来る、二頭の馬の蹄の音が、何んとなく二人には気にかかった。
やがて犬帰村が見えるようになった。
林が絶えて耕地となった。
と二人の人間が、二頭の馬に跨がって、林の中からその耕地へ、まっしぐらに走り出で、村の方へ向かって駈け行く姿が、梶子と民弥との眼に見えた。
距離がはなれているために、何者であるかはわからなかったが、様子が何んとなく変であった。
一人は縛られてでもいるようであった。
梶子と民弥は顔を見合わせた。
「ちとこれは変でござるな」
「そうねえ、ちょっと、変ですねえ」
「悪漢が女をかどわかし……」
「縛られているの、女かしら?」