Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ふくおうじでん

福翁自伝

福沢 諭吉

Lisez 福翁自伝 (ふくおうじでん) de 福沢 諭吉 (ふくざわゆきち) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 209 912 caractères · 402 écrans

Aozora Bunko

稲荷様の神体を見る

「何の事だろう、殿様の頭でも踏みはしなかろう、名の書いてある紙を踏んだからッて構うことはなさそうなものだと甚だ不平で、ソレカラ子供心に独り思案して、兄さんの云うように殿様の名の書いてある反古を踏んで悪いと云えば、神様の名のある御札を踏んだら如何だろうと思て、人の見ぬ処で御札を踏んで見た所が何ともない。「ウム何ともない、コリャ面白い、今度は之を洗手場に持て行て遣ろうと、一歩を進めて便所に試みて、その時は如何かあろうかと少し怖かったが、後で何ともない。「ソリャ見たことか、兄さんが余計な、あんな事を云わんでも宜いのじゃと独り発明したようなものだが、是れ許りは母にも云われず姉にも云われず、云えば屹と叱られるから、一人で窃と黙って居ました。

稲荷様の神体を見るソレカラ一つも二つも年を取れば自から度胸も好くなったと見えて、年寄などの話にする神罰冥罰なんと云うことは大嘘だと独り自から信じ切て、今度は一つ稲荷様を見て遣ろうと云う野心を起して、私の養子になって居た叔父様の家の稲荷の社の中には何が這入て居るか知らぬと明けて見たら、石が這入て居るから、その石を打擲って仕舞て代りの石を拾うて入れて置き、又隣家の下村と云う屋敷の稲荷様を明けて見れば、神体は何か木の札で、之も取て棄てゝ仕舞い平気な顔して居ると、間もなく初午になって、