Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ふくおうじでん

福翁自伝

福沢 諭吉

Lisez 福翁自伝 (ふくおうじでん) de 福沢 諭吉 (ふくざわゆきち) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 209 912 caractères · 402 écrans

Aozora Bunko

禁酒から煙草

此方は百五十か其処辺の金を見付出して漸く一盃飲で帰る所だ。忌々敷い奴等だ。あんな奴があるから此方等が貧乏するのだと云いさま、私の持てる小皿を二、三枚投付けたら、一番仕舞の一枚で三味線の音がプッツリ止んだ。その時は急いで逃げたから人が怪我をしたかどうか分らなかった。所が不思議にも一箇月ばかり経て其れが能く分った。塾の一書生が北の新地に行て何処かの席で芸者に逢うたとき、その芸者の話に、「世の中には酷い奴もある。一箇月ばかり前の夜に私がお客さんと舟で難波橋の下で涼んで居たら、橋の上からお皿を投げて、丁度私の三味線に中って裏表の皮を打抜きましたが、本当に危ない事で、先ず/\怪我をせんのが仕合でした。何処の奴か四、五人連れでその皿を投げて置て南の方にドン/″\逃げて行きました。実に憎らしい奴もあればあるものと、斯う/\芸者が話して居たと云うのを、私共は夫れを聞て下手人にはチャント覚えがあるけれども、云えば面倒だからその同窓の書生にもその時には隠して置いた。

禁酒から煙草又私は酒の為めに生涯の大損をして、その損害は今日までも身に附て居ると云うその次第は、緒方の塾に学問修業しながら兎角酒を飲で宜いことは少しもない。