Classiques japonais avec furigana
ja-reading.com
Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
やそうざっき・やちょうざっき
野草雑記・野鳥雑記
柳田 国男
Lisez 野草雑記・野鳥雑記 (やそうざっき・やちょうざっき) de 柳田 国男 (やなぎたくにお) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 144 016 caractères · 284 écrans
ジョウリカタバラ、キラバキレ
と啼くというが、いかなる由来であろうかと設問した人があるので、こいつは面白いと気をつけていると、暫らく経ってからその答が投稿せられた。そうしてこれが最も詳細に昔話の元の姿を伝え、またあの啼き声を適切に説明していたのである。簡単にその筋をいうと、昔々ある処に長興寺というお寺があった。そこの寺男が和尚の伴をして行く途中、主人の草履を片一方落してしまった。それが不埒だというので打首になり、下男は死んで行々子になった。それ故に今でもこの鳥は
チョコウジ、チョコウジ
ゾウリカタアシナンダンダイ
キラバキレ、キレキレキレ
と啼くのだという。もちろん最初にはあの啼声をこう聴いて、次々にこの説話をまとめ上げたものであり、言わば第一次の話し手は鳥だったとも言えるのだが、それにした所で不思議なのは、同じ言い伝えが中国の村里にも及んで、なお履物の片足という点を、失わずにいたということである。しかもこれがただ南北二箇処だけの一致であった場合は、また何とか手短かの解釈も出来るが、後々気をつけていると中間の例はまだそちこちにある。たとえば羽後の仙北地方では、この鳥は