Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ぜにがたへいじとりものひかえ

銭形平次捕物控(五)金の鯉

野村 胡堂

Lisez 銭形平次捕物控(五)金の鯉 (ぜにがたへいじとりものひかえ) de 野村 胡堂 (のむらこどう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 136 062 caractères · 276 écrans

Aozora Bunko

四

「死んだ人を悪く言うようですが、嘘だと思ったら、おさのに聞いて下さい」

「そのおさのの事で、師匠は伊勢新を怨んでいるのだろう」

平次はズバリと言ってのけました。理八のいけ洒蛙洒蛙としたのが面憎かったのでしょう。

「と、とんでもない、親分さん。怨んでるのは、お国姐さんとお舟姐さんで、あの二人は若くて綺麗だから、伊勢屋の旦那の人身御供に上がった方で」

「あの茶店の離屋から材木置場へは、人目に触れないように来る道があるはずだ。二人で組んでやると、水へ入って来て、髪を結い直して、済ましていてもちょっと解るまいな」

「と、とんでもない親分、この庵寺の尼さんじゃあるまいし、私は禿げてもこの通り毛がありますよ。濡れた毛か濡れない毛か、よく見て下さい」

理八は泣き出しそうでした。自分の小さい髷を摘んで、平次の前へ執拗く持って来るのです。

「おさのは幾つだ」

「もう三十八で、ヘエ、伊勢屋の旦那より一つ年上ですよ。来年は私と世帯を持つ約束で、こんな事で人殺しの疑いなんか受けちゃ間尺に合いません」

理八はとうとう泣き出してしまいました。

四

続いて芸妓が三人、おさのの言うのは、理八と全く同じことで、何の変哲もありません。