Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しんしょたいこうき

新書太閤記

吉川 英治

Lisez 新書太閤記 (しんしょたいこうき) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 197 228 caractères · 394 écrans

Aozora Bunko

その一つとして。

彼は、七ヵ国にわたる大道路の改修や架橋に着手していた。美濃、尾張、三河、伊勢、伊賀、近江、山城をつらぬく国道である。

往来の幅を、三間半と定め、道の両わきに樹木を植えさせた。

そして無用な関所は撤廃した。

通商も、一般の旅行も、極めて軽快になった。この道を歩み、並木の育ちをながめる者は、もう信長を天下の司権者と認めていた。認めないでも讃えぬはなかった。

いかに精兵強馬の金剛軍をもって、焦土の占領地を満たしても、一般領民は、それをもってすぐ永久の支配者とは想像しなかった。

かれらは治乱興亡のあわただしきを見、また精兵弓馬や城塁の一朝のまに儚い消滅を告げて来たのを、土とともにながめて来た古い習性をもっている。――だが、そこの土に、永久的な文化の建設や、実利と希望をもたらされると、一も二もなく現実を謳歌する。

矢さけびや鉄砲の音にも、黙々と耕している彼らとて、やはり唖でもなく盲でもなかった。正直な声を出せば、この世を、個々の生命を、やはり謳歌したい人間だった。

――で、信長は、戦いつつ、破壊しつつ、つねにそういう方面も急務としていた。