Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しんしょたいこうき

新書太閤記

吉川 英治

Lisez 新書太閤記 (しんしょたいこうき) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 197 228 caractères · 394 écrans

Aozora Bunko

と、いった。

「同感です――」

と、官兵衛も口を添えて、

「ぜひ、無理をなさらずに、この秋は、京都の寺院にでも引き籠り、名医を求めて、御養生ねがいたい。友人としてもお頼み申すし……また、主君に安心をおさせするという意味で、それも一つの御忠義といえると思う」

と、秀吉と共に、切に彼の静養をすすめた。話はそのことに落着いてしまったのであった。

友の情、主君の愛、半兵衛は身に沁みて聞いた。心の底からありがたいと思った。

「おことばに従い、しばし京都へ去って身の養生に努めましょう。……が、ひとつ、その前に計画中の大事がありますから、その成功を見た上のことにしたいと思いまする」

秀吉は、うなずいた。

かねて半兵衛重治の献策で、戦局の裏面工作に打ち込んだ一計がある。しかしまだそれは、成功を見るまでに至っていなかった。

「気がかりとは、明石景親のことか」

秀吉のことばに、

「仰せの通りです」

半兵衛も、頷きを返して、さて、改めていった。

「療養のお暇を賜わるまえに、五、六日の離陣をおゆるし下さるならば、それがし自身、ひそかに備前八幡山の城へ参って、明石景親に会い、まだ彼とは一面識もないあいだですが、大義を諭し、利害を説き、誠心誠意をもって、かならず彼をお味方に招きよせて参りまする。