Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しんしょたいこうき

新書太閤記

吉川 英治

Lisez 新書太閤記 (しんしょたいこうき) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 197 228 caractères · 394 écrans

Aozora Bunko

デウスの布教を許すことを条件として説けば、かならず荒木村重から離れましょう」

と、教えた。

「うむ。――至極妙」

秀吉は嘆服した。その右近をもって、さらに、中川瀬兵衛を説かせれば、いわゆる一石二鳥というものである。

これ以上、問うこともない。半兵衛もつかれたらしく見える。秀吉は起って帰りかけた。

すると半兵衛は、

「いま、しばし」

と、ひきとめた。

そして次の間から水屋のほうへ起って行ったらしいが、そのまま容易にもどって来ない。

「……腹も減った」

秀吉は思い出していた。供の者たちは、もう弁当をつかい終った頃であろう。自分も寺の客院へもどって湯漬でも――などと考えている前に、半兵衛の郎党らしい若者が、

「お待たせいたしました」

と、簡素な膳部と、べつの盆にのせた酒器とを運んで来た。

ぴたりと坐って、銚子のつるを持ちながら、

「手料理の塩味、菜や芋なども、そこらの畑の物で、お口にはあいますまいが、一献おすごし下さいますように。――主人もお後からお相伴に伺いますれば」

と、杯をすすめた。

冷酒を一口呑みながら、秀吉はやや物足らぬ顔して、

「半兵衛はいかがいたした。