Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ぜにがたへいじとりものひかえ
橋の上の女 ――銭形平次傑作選2
野村 胡堂
Lisez 橋の上の女 ――銭形平次傑作選2 (ぜにがたへいじとりものひかえ) de 野村 胡堂 (のむらこどう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 88 573 caractères · 178 écrans
六助の調べはざっと斯んなものでした。つづいて呼出された金太は、
「確かに道具はあっしが調べました。朝いちど調べた上、お鈴ちゃんが綱にかかる前、念入りに両方の結び目を調べたに違いありません。匕首が結び目に突っ込んであるのを見のがす筈はございません」
金太の自信は強大です。
「綱を調べた後で――」
「舞台で親方に絡んで道化をやって居りました――顔を直したばかりで、まだこんな恰好をしておりますが」
なるほどそう言えば金太の姿は舞台の道化です。つづいて与三郎を調べましたが、これは半日木戸に頑張って居て何んにも知らず、小左衛門の女房のお仲は亭主といっしょに舞台、お伝は囃子方で目の廻るほど忙しく、残るのは一と目千両のお夢ですが、これは楽屋裏のもとの部屋で、まだ腰も肩も痛むそうで、床に就いている有様です。
「あの野郎じゃありませんか」
八五郎は平次に耳打ちしました。
「誰だえ、あの野郎というのは?」
「道化の金太ですよ。道具調べのとき、予て盗んで置いた六助の匕首を綱の結び目に挟んだとしか思えませんよ」
「そんな事をしたら、すぐ知れるじゃないか。金太はそれほどの馬鹿じゃなさそうだ、――第一それではお夢の頭へ火鉢を落したのがわからなくなる」