Classiques japonais avec furigana
ja-reading.com
Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ふくおうじでん
福翁自伝
福沢 諭吉
Lisez 福翁自伝 (ふくおうじでん) de 福沢 諭吉 (ふくざわゆきち) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 209 912 caractères · 402 écrans
その間は僅に六箇月の間であるが、故郷の様子は何も聞かないから、殆んど六ヶ年も遇わぬような心地。ヒョイと浦賀の海岸で島に遇て、イヤ誠にお久振り、時に何か日本に変た事はないかと尋ねた所が、島安太郎が顔色を変えて、イヤあったとも/\大変な事が日本にあったと云うその時、私が、一寸と島さん待て呉れ、云うて呉れるな、私が中てゝ見せよう、大変と云えば何でも是れは水戸の浪人が掃部様の邸に暴込んだと云うような事ではないかと云うと、島は更らに驚き、どうしてお前さんはそんな事を知て居る、何処で誰れに聞た、聞たって聞ないたって分るじゃないか、私はマア雲気を考えて見るに、そんな事ではないかと思う、イヤ是れはどうも驚いた、邸に暴込んだ所ではない、斯う/\云う訳けだと云て、桜田騒動の話をした。その歳の三月三日に桜田に大騒動のあった時であるから、その事を話したので、天下の治安と云うものは大凡そ分るもので、私が出立する前から世の中の様子を考えて見るとゞうせ騒動がありそうな事だと思て居たから、偶然にも中たので誠に面白かった。
その前年から徐々攘夷説が行れると云う世の中になって来て、亜米利加に逗留中、艦長が玩具半分に蝙蝠傘を一本買た。