Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ふくおうじでん

福翁自伝

福沢 諭吉

Lisez 福翁自伝 (ふくおうじでん) de 福沢 諭吉 (ふくざわゆきち) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 209 912 caractères · 402 écrans

Aozora Bunko

扨経済の理窟に於ては当時町人共の知らぬ処に考の届くことがある。或るとき私が鍛冶橋外の金物屋に行て台火斗を買て、価が十二匁と云うその時、どう云う訳けだか供の者に銭を持たせて、十二匁なれば凡そ一貫二、三百文になるから、その銭を店の者に渡したときに、私が不図心付た。この銭の目方は凡そ七、八百目から一貫目もある、然るに銭の代りに請取た台火斗は二、三百目しかない、銭も火斗も同じ銅でありながら、通用の貨幣は安くて売買の品は高い、是れこそ経済法の大間違いだ、こんな事が永く続けば銭を鋳潰して台火斗を作るが利益だ、何としても日本の銭の価は騰貴するに違いないと説を定めて、一歩を進めて金貨と銀貨との目方、性合を比較して見て、西洋の金一銀十五の割合にすれば、日本の貨幣法は間違いも間違いか大間違いで、私が首唱して云うにも及ばず、外国の商人は開国その時から大判小判の輸出で利を占めて居るとの風聞。ソレから私も知て居る金持の人に頻りに勧めて金貨を買わせた事があるが、是れも唯人に話をする計りで自分には何にも為ようとも思付かぬ。唯私の覚えて居るのは安政六年の冬、米国行の前、或人に金銀の話をして、翌年夏、帰国して見れば、その人が大に利益を得た様子で、御礼に進上すると云て、一朱銀の数も計えず私の片手に山盛り一杯金を呉れたから、深く礼を云うにも