Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

ja-reading.com

Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

こどうひゃくわ

胡堂百話

野村 胡堂

Lisez 胡堂百話 (こどうひゃくわ) de 野村 胡堂 (のむらこどう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 124 386 caractères · 248 écrans

Aozora Bunko

「二十年もやっていたら、若い者では、歯が立ちますまい。相手に困りは、しませんか」

「いや。三人でも五人でも、束になってかからせばよい」

こうなると、正に、昔の剣客である。

「われわれ役人の仲間にも、夜更かしをして、牛飲馬食する連中と、朝早く起きて、運動をやる連中とがある。この両方を一人で、やれる体力でないと駄目だ。私は、海へゆくと、雨でも風でも構わずに泳ぐ。ひとは、気違いだというけれど、せっかく、海岸へ行って、少々、天気が悪いからと、陸でぶらぶらしている方が、よっぽど、気違いだ」

ちょうど大正天皇の即位式を目前にしたころで、

「御大典には馬に乗らねばならぬから、三日前から稽古をはじめたが、何をやっても、呼吸は同じだ。武芸十八般というけれど、根本は、気力と体力の養成だよ」

役人ばかりではない。小説を書くのも、気力と体力で、月に百枚や二百枚で、ふうふういうようなのは、流行作家にも、警視総監にもなれるはずがない……と、しみじみ悟ったのは、もう少し後になってからのことである。

金時計

かりに、もう一度生れかわって、新しく職業につくとしたら、私は何を選ぶだろうか。