Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

こどうひゃくわ

胡堂百話

野村 胡堂

Lisez 胡堂百話 (こどうひゃくわ) de 野村 胡堂 (のむらこどう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 124 386 caractères · 248 écrans

Aozora Bunko

金田一博士

その大望が、ついに達成する日が来たのである。果物屋へ行った私は、一貫目ほどもあるやつを、古新聞の袋に入れてもらって、腕に、ずしりとこたえるのを、どんなに嬉しく感じたことか。そして友人のMと二人。校庭の草の上に寝ころんで食った! 食った! 心おきなく食った。

さて、その夜である。下腹が、グルグルグルッと鳴ったと思うと、もういけません。これほど猛烈きわまる下痢を、私は一生のうち二度と経験したことがない。寮の摂生室の橋本節斎先生に、実はこれこれと申告すると、これまた猛烈に叱られた。

今では、バナナは、むしろきらいな果物で、めったなことでは手を出さない。

金田一博士

アユとマツタケと、そして鰻は、だれでも自分の郷里が日本一だと思っている。盛岡の鰻も、正直なところ、東京以上とは申しかねるが、それほど番付が下だとは思わない。

中学時代の金田一京助博士が、花明と号して短歌のリーダーだったことは、前にも書いたが、お城下の鰻屋で、花明をかこむ会を開いたことがある。その返礼に金田一君は、自分の姉さんの経営する旅館に、われわれを招いて歌会を開いた。全部で六人か七人で、石川啄木もその中にいた。