Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

こどうひゃくわ

胡堂百話

野村 胡堂

Lisez 胡堂百話 (こどうひゃくわ) de 野村 胡堂 (のむらこどう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 124 386 caractères · 248 écrans

Aozora Bunko

新しい俳句熱が、青年の仲間に火の如く燃え、子規の生きている間は、首をすくめていた門下の連中も、急に手綱を放たれた如く、めいめい勝手に、生きのいいところを見せはじめた。

大学からは、のちの文学博士野上豊一郎君や、大審院検事の柴碩文君が定連だったし、荻原井泉水、高浜虚子、河東碧梧桐、三井甲之、内藤鳴雪なんぞの顔も、大抵見えた。

乳あらはに女房の単衣襟浅き

の碧梧桐と、

枕もとに妻寝ねである夜長かな

の虚子と、子規門下の両星として、共に写生第一を唱えながら、その個性の相違を作風の上に見せて、どちらも下風に立つのを好まなかったのであろう。ことさらに黙々として、沈吟する姿が印象的であった。

内藤鳴雪は、そこへゆくと、少々違う。年も子規よりは二十ほど上で、俳句の道では子規門下であるが、漢学の大家として、子規も生前から内藤先生と呼んでいた。シイタケ飯屋の会へ来ても、半白の山羊ヒゲを右手でしごきながら、正宗の三オンス瓶を前において、仙人のような風格だった。

人間万事成行きにまかせるべきだというところから、鳴雪という号を選んだ。メイセツ・実はナリユキと読んでもらうつもりだったらしい。